tamom

プロミシング・ヤング・ウーマンのtamomのレビュー・感想・評価

4.3
デートレイプはクソ。
エリート優遇社会はクソ。
声を上げない傍観者たちもクソ。

キャリー・マリガンに釘付け。
ボー・ボーナムの俳優としての魅力爆発。

キッチュでポップなビジュアル、
"Toxic"、"Stars Are Blind"など、
ストーリーを際立たせる音楽のおかげで、クソ重いテーマにも関わらず、気が重くなることはなく、終盤まで引き込まれ続ける。



被害者だけがその苦しみを抱えて生きていかなければいけない世界ってクソやなと思った。

加害者・被害者の扱いに、性別による差別が存在するのが現代なんだよなと。

性的虐待は、被害者のことを永久に壊してしまうくらいの悪事で、許されない事だとトラウマ的に植え付けるのがこの映画の意義で、極端に表現して世の中に発信する必要があるんやろなー。それが今の世の中なんやろなーと、爽快感の後に絶望が残った。

エメラルド・フェンネル監督の次回作、必ず見ます。
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