プロミシング・ヤング・ウーマンのYURIのネタバレレビュー・内容・結末

観る予定になかったのだけど、たまたまkinocinemaに行ったタイミングで時間が合ったので。

ポスターの感じ的にも、落ちこぼれた女の爽快！復讐劇！で、恨んでる男たちをマシンガンでバンバンとかかと思っていたら、完全に裏切られた。良い意味で。

真面目で友達思いなキャシーは、10年近く経った今でも自責の念と強い復讐心に苦しめられていて、やっと出会った心のオアシスも、大好きなニーナを自死に追いやったメンバーの一人だった。
あの動画を見たとき、どんな気持ちだったんだろう。

これは私の勝手な考察だけど、あの動画を見た時、もう生きていたくなくなったんではないかと思った。アルにできる限りの怖い思いをさせ、制裁を下し、自分は死ぬ気でいたんではないかと。
片手の手錠はわざと緩くしたのかもしれないと。
キャシーの名前が彫られたハートのネックレスを見て、そんな事を思い悲しくなった。

外で女が泥酔するのは危険だし、避けなければならないこと。
でも、まだ酒の飲み方を知らない女の子もいれば、その日の体調で予想外に酔ってしまうこともある。そんな時に甘い言葉を囁き、合意もあやふやなまま犯す事が、どれだけ卑劣な事か、全人類に知って欲しい。酔った女しか抱けない男は、恥ずかしい。