ゆうたむ

プロミシング・ヤング・ウーマンのゆうたむのレビュー・感想・評価

4.0
された側の気持ちが晴れることはない。それでこのラストにしたのかな。

キャシーの衣装がガーリーでいちいち可愛いのも、若かりし頃の事件ときのままで心が止まって一歩も進めないことを表してたのかなとか。
すっごく可愛いんだけどそれが皮肉に思えて。それか普通に、夜の姿との対比だったのかなあ。

見終わったあとにものすごく苦しくなる。完全な復讐まで用意してあるのに。

その事件が傷となって心を蝕まれてしまって、ライアンとの関係も上手く築ききれなかったことも悔やまれる。本当に愛してくれた人なのに…

ポップでロマンチックでダークな世界観&90年代音楽、あと構成はかなり魅力的で、重苦しさを全面に押し出してない。だからこそ核にある憎しみが作品の中で異様な雰囲気をまとって、浮き彫りになる。そこは面白かったです。
ゆうたむ

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