砂

侍の名のもとに 野球日本代表 侍ジャパンの800日の砂のレビュー・感想・評価

3.2
準決勝・決勝を現地に観に行った個人的に思い出の大会。

野球の国際大会は観ていて楽しいしワクワクするが、同等以上に途方もない恐ろしさも感じる。

北京五輪で、優勝以外は全てを否定されるんだ、ベストを尽くしたとしても世間は結果以外何も評価しないんだ、というトラウマを子供心に植え付けられた。それからは日本代表に勝って欲しいというより、叩かれないで欲しいから負けないで欲しい、というネガティブな思いがある。

選手たちにとっての国際大会はどんな価値があるのか。
計り知れない数の期待と理想を背負い、欲する栄光のためなら捨てられるものは全て捨てるという覚悟や執着に慄いた。
砂