叡福寺清子

RECCEレキ:最強特殊部隊の叡福寺清子のレビュー・感想・評価

RECCEレキ:最強特殊部隊(2018年製作の映画)
2.6
未体験ゾーン2020.オンライン視聴1本目.こんばんわ三遊亭呼延灼です.
一番の問題点はタイトルにもなっている部隊がどういう組織なのか不明瞭だったこと.特殊部隊だそうですが,荒事専門なのか諜報活動がメインなのか,それとも他の目的のために組織された部隊なのか,結局わかりませんでした.
次の問題点が物語の背景.私は青山シアターのHPで初めてヘンクがアンゴラに侵入した事を知りました.あと時代が1981年ってのも.んなもん社会常識だろって言われても知りませんがな.そんなこと.
さらに問題だったのが演出と編集.よく夢の情景を描く演出あるでそ.画面に周辺がぼやけて音がこもりがちになるアレです.それが多様される上に場面に切り替わりが早いので全体的なお話の流れが実にわかりにくい.さらに後半登場する人物の行動を序盤から無説明に挿入されるので,わかりにくさが「篠沢教授に5万点」レベルで乗算されちゃいました.
最後の問題点が度し難い浪花節感.粗筋を読みますと,主人公補正がバリバリ決まった戦闘の連続的な印象を受けますが,実際はそんな事はございません.実家の御両親や自宅の嫁のシーンが,ドカドカと下手っぴ編集で挿入されます.これがまた情感たっぷりで,後半胸焼けしてまいります.しかも多くの登場人物が主に故郷についてナレーション語りしますので,二日酔いの胸焼けに脂っこい天ぷら食べた気分になり,ちょっと辟易しちゃいました.
あぁ,そういやぁ人物判定がしづらかったことも追加して下さい.最後に写った人誰!!
現場からは以上でぇーっす.