Kumonohate

四畳半色の濡衣のKumonohateのレビュー・感想・評価

四畳半色の濡衣(1983年製作の映画)
3.1
とある遊郭を舞台に、堕ちてきたもと令嬢(美保純)と青年医師との悲恋を軸に、歯を食いしばって生きる娼婦たちの姿を描く。

アンヌ隊員(ひし美ゆり子@「ウルトラセブン」)と伊吹隊長(根上淳@「帰ってきたウルトラマン」)と新星拳(東竜也=村嶋修@「スターウルフ」)とヒメ(谷川みゆき@「スターウルフ」)とついでに言えば日ノ出サユリ(美保純@「ウルトラマンメビウス」)が共演してるってんだから、こりゃあ観ないわけにはいかなかった。特に、「スターウルフ」のヒーローとヒロインの5年ぶりの共演が如何なるものか固唾をのんで見守ったが、残念ながら同一シーンに登場することは無かった。でも、村嶋修という俳優さんは、決して演技が上手とかではないけれど、いい男だしガタイも立派だし何より存在感があって良いなあと思っていたので、その姿が見られただけでも良かった。そして、並み居る娼婦たちの中では、ひし美ゆり子が一番キレイだった。

物語はステロタイプでどおってことも無いが、新たに加わった最年少の娼婦(谷川みゆき)の逞しさとか、特高から解放された美保純が踊り出すシーンとか、たまに光るモノはあった。全体の雰囲気も悪くなかった。
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