ナツミオ

ミッドウェイ ~運命の海~のナツミオのレビュー・感想・評価

ミッドウェイ ~運命の海~(2019年製作の映画)
3.2
WOWOW録画鑑賞
B級戦争映画だが、意外としっかりとした人間ドラマ。
フィルマの評価ほど悪くない。

1942年、太平洋戦争における日米最大の決戦場となったミッドウェイ海戦を舞台に、決死の戦いに挑んだ米軍爆撃機のパイロットたちの運命の行方を見つめた戦争ドラマ。

原題 『DAUNTLESS:THE BATTLE OF MIDWAY』

2019年米作品
監督 マイケル・フィリップス・Jr.
脚本 アダム・クライン
出演 ジェイド・ウィリー ジョン・エニック ジャド・ネルソン C・トーマス・ハウエル アダム・ペルティエ

(WOWOW番組内容より)
1941年10月、ハワイ。米海軍のパイロット、ノーマンは、同期のジムと再会し、互いに近況を語り合う。やがてハワイの真珠湾が日本軍に奇襲され、太平洋戦争が勃発。そうして1942年6月、太平洋に浮かぶミッドウェイ島の沖合にて、日米両軍が激突。ノーマンは、リーとともに米軍爆撃機に乗り込んで出撃するが、零戦に撃墜されて海面へ不時着。一方ジムは、仲間の救助部隊とともに、ノーマンたちの捜索活動に乗り出す。

主役は原題にもなったSBDドーントレス急降下爆撃機のパイロット、ノーマン・ヴァンディヴィア少尉と、捜索機PBYカタリナ飛行艇のパイロットで彼の友人ノーマンたち捜索チーム。

もちろん、ミッドウェイ海戦が舞台なので、ノーマンは空母エンタープライズ・第6航空群第6爆撃中隊所属、指揮官はマクラスキー少佐。この部隊が日本海軍の航空母艦3隻を沈めた(赤城・加賀・蒼龍)。

空母・赤城への攻撃シーンでの甲板アップなどにCGのチープさはあるが、楽しめる。というよりは日本人としては胸が痛む。

赤城攻撃は成功するが、その後零戦に追撃され、ノーマンのSBDは墜落。後方機銃手共々海原で救助を待つことに…

一方、救助艇でSOSを受信したノーマンらは広い海域を捜索する。

マクラスキー少佐率いるSBD部隊32機が出撃、帰還6機と大損害を受けたが敵空母3隻を沈め、太平洋戦争の転機を迎えた大殊勲の戦いだったが、多くの隊員の命も失った。

『アルキメデスの大戦』(2019)で攻撃される戦艦大和の眼前で米軍パイロットを救助する飛行艇が同じPBY。

SBDとPBYが主役級の活躍を見せてくれる作品。
意外と真面目なB級戦争映画。
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