MaruFuku

バルカン・クライシスのMaruFukuのレビュー・感想・評価

バルカン・クライシス(2019年製作の映画)
2.8
コソボ紛争久しぶりにおさらいしました。
ミロシェビッチ大統領を中心としたユーゴスラビアからの民族独立運動、ユーゴスラビア紛争の後半フェーズ。
アルバニア人によるコソボ独立を目指したコソボ解放軍と、支持したNATOに、事実上敗れたユーゴスラビア軍・セルビア人勢力。
ここでは、コソボ治安維持のため、国際的なプレゼンスを高めるためにNATOに負けじと投入され、プリシュティナ空港を占拠した史実を基にしたロシア特殊部隊の視点。

ロシア/セルビア制作の本作。作られたのも近年のことなので、NATOや、特にコソボ解放軍は悪、酷いんだよ的な描写。まぁ事実をある程度下敷きにしてるとはいえ、かなり一方からの見方。ラストもセルビア人はいじめられてるんです的なメッセージ。これ、アルバニア人が観たら憤慨するでしょうね。

戦闘シーンの迫力、壮絶さはなかなかのものです。
巻き込まれた女医さんヤスナや、狙撃手のヴェラがカッコいいしキレイ。
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