Reina

ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「真夏の夜の夢」のReinaのレビュー・感想・評価

5.0
NTLive『ジュリアス・シーザー』と同じ劇場、演出家、そして同じくイマーシブ。
前日に(割とスタンダードであるらしい)グローブ座の同演目の無料配信を見ていたので同じ話で全く違う演出が見れたのはよかった。

オベロンとティターニアの役割を逆転させて、ティターニアの魔法で妖精王オベロンがロバになった人間ボトムに恋をする。恋に落ちた二人(?)がベッドの上で跳ね踊りながら客席を回るシーンは必見。呼吸困難になりそうなほど楽しい。

独裁者っぽいシーシアスとオベロンが表と裏であることが演出でかなり解りやすくなっていて、柔らかい雰囲気になった後半のシーシアスへの流れが自然。

役者はとにかく芸達者しかいないのか?
オリヴァー・クリスはオベロンからシーシアスへの振り幅が広すぎてすごいし、ボトム役のハメド・アニマショーンは何でも出来るスター性がありすぎて眩しい。
このためにエアリアルを習得したパック役デヴィッド・モーストは身体能力と動物っぽい演技が人間離れしている。
恋人たちもみんなフレッシュで可愛いけれど、観客の周りを走り回りながらキレ散らかすヘレナが好き。

とにかく楽しすぎたので今後ビヨンセの'Love on Top'を聞いたら脳内でオベロン様が踊りだすでしょう…。
今週中はYouTubeで毎日見るつもり。
https://www.youtube.com/watch?v=Punzss5sHto
来月は映画館でももちろん見るつもり。