せりな

ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「真夏の夜の夢」のせりなのレビュー・感想・評価

4.0
ニコラス・ハイトナーの演出最高!
ブリジシアターで彼の演出作品を見て見たくなる。
ジュリアス・シーザーの時にも思ったけど、立ち見席で舞台装置の一部になるのホント楽しそうだった。
シェイクスピア作品に喜劇もあるけど、こんなに見てる人たちが笑い声をあげている作品は珍しいんじゃないかな。
空中ブランコを使った演出や、現代の音楽を使ったりとライブ感が強くて生で見ていたら一緒に踊りたくなる感じとか、同じ空間にいることでより強く5感が刺激されると思った。

劇評家の中には問題点を指摘している人もいるし、笑いの方向が好みじゃない人もいるだろうなとも思う。演劇は生物だし、浮かび上がった問題点は次回作で消化していって欲しいなと思う。

オリヴァー・クリスのコミカルな演技は今作も良かった。ヤング・マルクスも一人の男と二人の主人も好き。アレルヤ!にも出ていたデヴィッド・ムーアストも良いいよね。空中ブランコの演技も凄かったし。
ボトムのハメド・アニマションはチャーミングな面白さがあったけど、アマデウスと三文オペラにも出てたのか…stay homeのアマデウスで確認しなければ。
せりな

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