繰り返しの美学 静かな炎 叙事詩
元がラジオなだけあって言葉のセンスがいい現実と笑いのシニカルさに引き込まれる
演出はとにかく上手い。3人だけで回しているとは思えない舞台空間。時代も服装とプロジェクターで十分に伝わってくる。ヘンリーはいつも正しい。頭と腕とポテトと。
回転事務所のガラス看板、在庫ダンボールの利用が巧み。回転は人生輪廻に重なる。ここでも繰り返しが生きる。背景映像がシンプルな舞台ゆえに引き立つ。ピアノの生演奏は舞台に存在するもう1人の演者だ。
夢 汽車 息子 勝ち札 公平さ 故郷
金のための金
頂上に着いたらどのように降りればいいのか?
綱渡り
始まりは三人の兄弟
それにしても演じ分けが上手い
リーマンさんちはドイツからやってきたユダヤ人で生地やさんから綿花と巨大化したんだね。最後の最後で原点回帰と他社の登場という演出が一つの時代の終わりを痛い程にかんじさせる。
消費社会 躍り続けなければ 加速する風景
雨音 窓の外の世界と小さな箱
演劇というより神話の奉納のような体験