あおい

劇場版ポケットモンスター ココのあおいのレビュー・感想・評価

4.2
家族の愛は、種族すらも超えて行く…

今回のポケモン映画は、父親との絆を描いた作品。毎度流されてますが、今回もガン泣きしました。

春先のディズニー映画と言い、今年は「お父さん」にスポットを当てた作品が多いですね。
お母さんは定番感があって、とりあえず泣けるテーマですが、お父さんになっても泣ける要素的にはさして変わらないものです☺️

お母さん以上に、無碍にされがちなお父さんやからこそ出せる哀愁とか、子どもへの熱い愛とかが胸に沁みる。

◎ストーリー
旅の途中のサトシは、ココと名乗るポケモンの言葉を話す少年と出会う。2人はすぐに意気投合し、ココの故郷であるオコヤの森へ。
ところが、そこへ森にあるという不死の泉を求めるゼッドと名乗る男が乗り込んでくる。
2人と森のポケモンたちは、必死の抵抗を続ける最中、ココの育ての親であるザルードもゼッドに対峙するのだが…

劇場版と普段のアニメをリンクさせなくしたポケモンの判断は、やっぱり正しいのかなとここ最近の映画を観てて思う。映画オリジナルの設定で、一見さんも見やすいし、既存の設定に縛られない分、色んな展開が描けて良い。

今回もココっていう新キャラが出てきて、アニメとのリンクすらないけど、いつか劇場版アニメの世界観をリンクさせて欲しいなと思ってくる。

展開自体はシンプルですが、どちらかというと大人の方が結構楽しめるテーマじゃないかなと感じた。ココの出自に関してはかなり重いし、ザルードがあそこまでココを愛して、育ててるのかとか子どもじゃちょっと理解しにくいんじゃないでしょうか。

出てくるポケモンは森っていうことで、それに相応しい?ポケモンたち。特にホシガリスは可愛かった☺️

普段は夏やのに年末公開になったり、いつも劇場受け取りのポケモンがコードで受けるとる方式になったりと、この状況を反映した異例の作品でしたが、クオリティは落とさず、楽しめるポケモン映画でした!

2020年劇場観賞81作目
あおい

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