【円熟】
午前中(朝一番)に「~The Final」を観て興奮状態のままロッテリアで小休憩。
娘と二人で絶品チーズバーガーを頬張りながら
「縁、強かったね~」
「でも、悪い人じゃなかったんだよね。何だか複雑・・・」
と、単純に絵的な感想だけでなく、ストーリーや登場人物に対する想像力や感情移入をちゃんと自分の言葉で表現できるようになった娘の成長に、映画の感想とは別のところでウルウルするお父さん。
・・・という事で、続けざまに鑑賞した「~The Beginning」。
まるで今までの「るろうに剣心」シリーズを真っ向から否定するかの如く展開される「静」のドラマ。
そして、これを最期に持ってくる勇気と構成力、そしてそれらを全て成立させた演者の圧倒的な熱量。
ある意味では、今までの壮絶アクションすらも今作の壮大なフリに使ってしまった感すらある。
最後の最後に来てこれが出来るかぁ・・・。
これはシリーズのクライマックスにして「Epi0(ゼロ)」に位置するという意味合いだけではなく、「アベンジャーズエンドゲーム」後の余韻のように、るろ剣の「世界観」そのものを円環構造にしてしまうような不思議な構造。
もう、完全に抜けられんやないか・・・。
そして、あえてこの話のあとに「縁編」を持ってきて、剣心らしく剣術で決着をつけるという終わり方にしなかった意味がぐわ~っと押し寄せてきて、娘がいなかったら危うく泣いているところでした(笑)
さぁ最期でござる・・・ネタばれも含む故「コメ欄」へ参る。