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るろうに剣心 最終章 The Beginningのtaominicocoのレビュー・感想・評価

4.0
るろ剣、完結しました!
良かった、素晴らしかった!

2020年の延期からの、2021年も予定と違ったスケジュールで公開されましたが、間を空けずに観れたのは結果、良かったような気がします。

『最終章 The Final』で、「剣心の過去を早よ!」と思っていた私には特にありがたかった。

『最終章 The Beginning』の何が良かったって、幕末の動乱がきちんと描かれていたところ。日本史は全く疎いんですが、幕末だけに興味があるもので…。

稀代の剣士・沖田総司(村上虹郎)が、剣心におされぎみだったのは病のためってところもいい。リアリティがあって。

その様子を見て、斎藤一(江口洋介)が「お前たちが束になっても敵わない」と、剣心の実力を冷静に分析してたのも良かった。
てか、江口洋介は全シリーズ通してカッコ良すぎる。

剣心が並外れた剣士というのは、充分知っていますが、あのくだりで「唯一無二の手練れ」の印籠が、剣心に渡されたような気がしました。


剣心と巴のストーリーは、ただただ切なかったですね……。

剣心の過去を知りたかった理由の一つに、『最終章 The Final』の撮影時、薫演じた武井咲さんが、大友監督に「もっと巴っぽく演じて」と、何度もリクエストされていたそうで……。
『The Final』の薫が巴を彷彿していたか、確認したかったのです。が、ストーリーに夢中になり、その件はすっかり忘れてました笑


巴はどんな気持ちで剣心と一緒にいたのだろう。

映画を観ながら、彼女が記した日記の奥の奥の、憎しみや葛藤、困惑や決意を想像した。

有村架純さんの佇まいがとても映画的で、いつの間にかそんな気持ちになっていました。

健さんはアクションはもちろんカッコいいんですが、苦悩とか怒りとかを押し殺した演技が素敵。めちゃくちゃ、美しい。

憂う健さんが抜群にいいと思っており、『最終章 The Beginning』は、そんな剣心が堪能できます。

シリーズ1から、また、見直したくなります。サブスクあって、良かったよ。


ところで!

こんな感動大作なのに、涙腺ゆるゆるのわたくしは、泣けなかったんです。

ワンオクのファンを敵にまわしそうですが、勇気出していいます。

エンディング曲、曲自体は素晴らしいんですが、日本語の歌詞が良かった🥲

歌詞を噛みしめて、余韻に浸りたい類の作品だったのになぁ…。
英語詞もなんとなくは分かるんだけど、そうじゃなくてー。

曲もワンオクもカッコいいけど…
違和感を感じたのわたしだけかな🥺
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