【匹诺曹】2021年6月、劇場で。
ゼペット爺さん役は「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニ。あれ以来久々に観た彼は想像通りの素敵な老け方だった。でもあの名作のすぐ後ベニーニがピノキオ役を演じた2002年の映画は「キモイ」と評判が良くない事を知り、未見なので俄然興味が沸く。
さて本作も苦手な人はいるようで、なるほどピノキオの木目調テクスチャーのフェイスや、他キャラの造形も原因かしら。
サブカルクソ坊主だった頃に中野武蔵野ホールで観た「ピノキオ√964」に比べればまだまだ・・・ってアレと比べるのは違うか~~
ピノキオは「少年ティムロス」といった感じで可愛い。子役自身の素顔になるとちょっと予想と違ったけど。全体を通して凄く好みな世界観で、愛すべきキャラクターが多くて楽しめました。カタツムリおばちゃんの持ちネタによる新喜劇みたいなしつこいギャグも好き。少女時代が可愛い妖精の女の子、成長後ちょっと似たタイプの女優も綺麗。
元々原作は政治風刺をこめた作品らしくてその名残を感じます。125分と長いけどもっと見ていたかった!