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世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカのfocenokanom0928のレビュー・感想・評価

3.9
クストリッツァ監督の新作。
ペペという愛称で呼ばれている南米ウルグアイ第40代大統領ホセ・ムヒカを2014年から追ったドキュメンタリー。

クストリッツァ監督がフランス滞在時、トラクターに乗る大統領の存在を知り「世界でただ1人腐敗していない政治家だ」と直感して撮影を開始し、大統領の任期満了までをカメラに収めた。
ムヒカは、極貧家庭に育ち、左翼ゲリラとして権力と戦い、苛烈な拘留生活を経て、大統領として国民に愛されるようになった。
収入の9割を貧困層を救うために寄付し、職務の合間にはトラクターに乗って農業に勤しむ。
また、2012年のリオデジャネイロでのスピーチでは「世界で一番貧しい大統領」として全世界から注目を浴び、2013年、14年とノーベル平和賞にノミネート、日本でも多数の本が出版され2016年には初来日を果たした。

ゲリラ時代が想像できないほど、優しく穏やかな人柄ながら、その言動には、意志の強さを感じる。
副大統領でもある、ルシア・トポランスキー夫人との出会いもおもしろかった。

クストリッツァ監督らしい視点で描かれている。