世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカの作品情報・感想・評価・動画配信

「世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ」に投稿された感想・評価

Kaori

Kaoriの感想・評価

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ホセの語る一言ひとことが
他の国で生きる私にとっても
人生のバイブルのように感じる。

全てにおいて愛がある。
そんな作品。

南米の音楽は素敵だ。
Vivu la REVOLUCIO !!!!!!!
ゆい

ゆいの感想・評価

3.5
世界一貧しい大統領として有名なホセ・ムヒカ(愛称ぺぺ?)氏。活動家として様々な作戦に参加し、銃で撃たれたり投獄したりした若い頃の話と、大統領時代、今のムヒカさんを追ったドキュメンタリー。彼の笑顔の魅力が印象に残った。彼の政策を知らないから何とも言えないけど(お前のせいでウルグアイはダメになった!!とカフェで言われるシーンあり。まぁ反対派がいないなんてありえないよね。)、国民にあんなに愛されるのは凄いし、給料の7割を寄付し続けてることは素晴らしい。

「文化とは映画などではなく、毎日の判断のこと」
「働かずにお金を得る仕組みは、殺人の次に悪い」
などの言葉にはっとした。

 「刑務所の孤独で劣悪な環境(水も充分なく、尿を飲んだり)が自分を作った、あれがなければ卑しい人間になっていた。人は成功より悪いことから学ぶ」
には頷いた。

10月20日に政界引退を発表したから、タイムリーな映画鑑賞だった。
世界情勢の話、ちょっと難しかったな...EUとウクライナとロシア...勉強したい。
ムヒカ氏、ルーツはバスク&イタリア。

ロームシアターの中庭シネマにて鑑賞
作品中、ホセ・ムヒカが「文化とは、壁に絵を掛けることでも、映画を製作することでもない。生活上でどう判断するかという価値基準のことだ。それをこれから作っていかなくてはいけない。」というようなことを言っていて、ハッとさせられた。

お花を作っているのも、貧しい者が花を作れば、金持ちが買い、文化がそこに生まれるという思想からなんですね。深い…。

結局マネーゲーム的な稼ぎ方というのは、ただ分かりにくく誰かから搾取しているだけなんだよな、ということも
あらためて考えさせられました。(応援したい企業の株を買うのはいいことだと思いますが)

また本作は彼の過激な政治活動家としての面も収めています。まるでおとぎ話の中から飛び出してきたような風貌からは想像できないハードボイルドな人生…銃創30個あるとか、リアルネズミ小僧でしたとか。
「悪は時に善になり、善は時に悪になる」
そう、強い願いや思想は常に表裏一体で、善悪というのは固定されないんですね。政府ってその国で一番強いヤクザで、税金はみかじめ料みたいなもんだし。だから普遍的な法律が必要という構造をあらためて改めて認識しました。

あるいは社会活動に献身してきて、最愛の妻との間に子どもを残せなかった老兵の哀愁なども描かれていて、泥臭く、人間愛に身を捧げてきた、ただの一人の人間として、「あるところに、こんなやつがおったそうな」みたいな姿勢で撮っているのが好感が持てました。

欲を言えば、犯罪者扱いで十数年投獄されていたムヒカが、どうやって大統領になったのか、どうやって妻が副大統領になったのかももう入れて欲しかったけどそれは自分で探してみなさいよ、ってことなのかな。日本ではあり得ないことですよね。事前学習なしでいったため?が一杯頭に浮かびました。

しかし、「批判についても感謝する。悪いところは速やかに改善する」とは…どこかの国とどこか国の大将に聞かせてやりたいですね。。。片や提案にはすぐdisagree、デモが起きたら防空壕に逃げ込む。片や説明責任を果たせと言われて「説明する必要はない」といったり…。器が違う。
ヨーク

ヨークの感想・評価

3.9
俺がこの映画を観たのが先日の10月19日で、その翌日の20日に本作の被写体であるムヒカ老が高齢などを理由に政界からの完全引退を表明したので何だか妙な縁を感じる映画体験であった。縁とか言っても当然ながら俺はホセ・ムヒカ自体とは全く何の関係もないので俺が勝手にそう思っているだけなのだが。
ともあれ本作『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』はウルグアイの第40代大統領であるホセ・ムヒカを題にとったドキュメンタリー映画である。監督はかの巨匠エミール・クストリッツァ。何でクストリッツァがムヒカを撮ろうと思ったのかは知らないが、出来上がった映画はとても豊かで味わい深い良作なのでありました。
その豊潤でゆったりとした映像やムヒカ自身の語り口、それにウルグアイの農村風景とかが気持ちよく脳内に染みわたっていってまたしても結構な時間寝てしまった。いやー、これはクストリッツァ・マジックですよ。さすが巨匠。いや別に皮肉とかそういうのではなくて本作の映像とその空気感が非常に居心地が良くて、被写体になっている人物も当然ムヒカ以外に何人も出てくるわけですがみんな凄くリラックスしている。そういう親密で穏やかな空気感を取りこぼさずに映像にしているのはさすが巨匠だし本作の内容にもとても合っていたと思う。そういう穏やかかつ和やかな感じが映像から伝わってくるのでこちらもついウトウトしてしまうわけだ。ムヒカお爺ちゃんの顔つきとかも好々爺すぎて反則だよ。昔お盆とかに母親の実家に行って祖父母と両親が和やかに話している隣の部屋で昼寝とかしていた時のような安心感を覚えてしまう顔つきなんだもん。そりゃ俺も寝る。
いや俺のことはどうでもいいんだけど、本当になんかリラックスしながら観れる映画だとは思うよ。冒頭でムヒカとクストリッツァが陽だまりのベンチに腰かけて、道具の名前を知らないがムヒカがなんかタンブラーにストローが合体してるみたいなカップにコーヒーを淹れてそれを吸うんだけど最初の二口くらいは吐き出すのね。で、お前も飲んでみろ、っていうアイコンタクトを送ってそのカップをクストリッツァに渡す。クストリッツァはそれを受け取り二口ほど飲んでムヒカに向かって二度ほど頷いてカップを返す。その一連の動作や雰囲気がお前ら数十年来の親友同士かよっていうくらいに決まっていて、仲良しかよ! って三村みたいなツッコミをしてしまいそうになるんですよ。美味いとも不味いとも言わずに同じカップでコーヒーを回し飲みしてるおっさんと老人の二人がめちゃくちゃ画になっているというのはこうれはもうクストリッツァ・マジックと言う他ないだろう。さすが巨匠(3回目)。
しかし和やかかつ穏やかな雰囲気の映画ではあるのだがムヒカの人生自体は山あり谷ありで若い頃には様々なことがあったことも語られる。上でも書いたように今では実家の祖父を思い出すような好々爺であるムヒカ老だが若い頃は極左の武装組織に所属して色々と活動していたらしいのである。しかも奥さんも一緒に。なるほど、サブタイトルに愛はともかく「闘争」という単語が使われていたのはそのためか。昔ゲバラにかぶれたときにラテンアメリカの革命について本を読んだりしたが、ウルグアイもゲバラの影響が強かったので多分その流れの組織なんだろうなぁとか思うが、何はともあれ今は人たらしな笑顔を見せるムヒカさんだが昔はガンガンいこうぜで闘っていたのだ。なんでも銃弾も数発受けて投獄もされたそう。
俺は別に武力革命を必ずしも良しだとは思わないけれどやっぱそういう経験があの皺に刻まれているのだなぁ、と思うと納得ですよ。ムヒカさん、それくらい様々なものを経て悟ったような笑顔を見せるので。
そういう紆余曲折みたいなのもクストリッツァは劇的な人物史としてではなく二人で思い出話でもしてるような緩い体で描き出すんですよね。近代ウルグアイの歴史のお勉強って感じじゃなくてお爺ちゃんの昔話を聞いているような感じで。ドキュメンタリー映画として史的なものを描くんじゃなくてあくまで私的であり、そして詩的でもあるんですよ。映画の後半部分で描かれる奥さんとの関係性とかロマンチックで良かったなぁ。さすが巨…いやもういいか…。
そんな感じでウトウトと覚醒を繰り返しながらもとても気持ちよく観られるいい映画でしたね。ホセ・ムヒカという人は南米の政治的にも思想的にも重要な人物だと思うけれど、そういうお堅い面よりもウルグアイの農場とか酒場で演奏してるバンドとか、ムヒカに対して賛否入り混じった民衆の顔とかそういうのが迫ってくる、机上の風景ではなく市井の風景が観られる映画だったと思います。
あ

あの感想・評価

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jocx

jocxの感想・評価

3.5
世界でいちばん貧しい国の大統領は、気さくで気骨があって、ユーモアがあってそれでどこか物悲しい。彼の経歴がそれを物語っている。投獄され、脱走し、銃弾を受けても彼は立ち上がる。貧富の差を受け入れて、その中で人を生かす方法を考える。ウルグアイはサッカーでしか知らない国で、スカイブルーと太陽の国旗の下には暗い時代が潜んでいる。それでも明るい表情を見せるのは南米の土地柄なんだろうか?どこぞの国の大統領とはえらい違いだなぁ、と思う。公用車で揉めている知事もいますが、本当に大切なことを考えると本当に裕福なことってなんだろうか?と考えさせられた。
やま田

やま田の感想・評価

3.6
ムヒカさんが言っていた。
善と悪の話が印象的。

私の善は、他の誰かからすると悪になり得る。
それは悪でも然り。

人間はひとりでは生きていけないから社会という集団生活を行うようになったんだろうけど、生きていく上で本当に必要なモノだけが手元にあれば、それで良いのかもね。

富とは。愛とは。人生とは。
oyama

oyamaの感想・評価

4.0
強いドキュメンタリーだ。
好好爺に見えるムヒカ元大統領の、ゲリラ活動家としての顔や、13年の投獄生活での孤独。
おおらかさと笑顔の奥にあるもの。

時に善は悪であり、悪は善になるということ。
貧しさの意味とは。
真のリーダーとは。

そして、クストリッツァの映像と音楽。
街で住民と本気で喧嘩する姿がよかった。

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日本版のタイトルとビジュアルが作品と合ってない。
なんでこうなっちゃったの?

予告編も日本版じゃないほうがおすすめ。

https://youtu.be/BsKVKgKuzHY
rumrum

rumrumの感想・評価

3.4
こうゆう国民と同じ生活をするとかお金を必要以上持たない。
資産を処分したり。
なかなか大統領になるのって難しい。
愛と闘争の男って副題の方が内容に近い。
いい映画。
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