ぬ

チャンス! メイドの逆襲のぬのレビュー・感想・評価

チャンス! メイドの逆襲(2009年製作の映画)
3.3
ながら見しました。
散々こき使われてるのに、7週間も給与未払いであることに痺れを切らしたメイドたちが、金持ち一家に逆襲するという話。
もっと虎視眈々と計画的に復讐するのかと思いきや、めちゃめちゃ大胆なやり方なのが面白かった。

メイドが故郷コロンビアに残してきた息子が、ゲリラ戦士に取られるみたいなすごく緊迫した状況なのに、それを知っているうえで尚、給与未払いはひどすぎる。
あとメイドたちは、裕福一家の母親に対して、彼女のわがままに散々振り回されたことに対する憎しみもあるが、それと同時に同じ女性・母親として同情を寄せたりしてる部分があり、そこがよかったな。
同性愛に対する描き方はちょっと雑かなと思ったりした。
全体的にブラックユーモアな感じで、シリアスな雰囲気はなく全体的にあくまでもコメディとして描かれている。

故意ではないが騒動に巻き込まれて犬が死ぬので、それが辛かった。(リアルなグロシーンではないのがせめてもの救い)
メイドも犬が死んだのを「いい気味だ」と思ってるかのようなシーンがあり、悲しかったな。
犬こそ完全に巻き込まれだもの。

こういう映画とか観たり、実生活でも思うけど、「働いた分の給料払え」それだけなんだよな。
それだけのこともできないのに、人を雇おうとする神経…人として終わってるよなぁ…
ぬ