“フランスは人権の国ですか?
人権宣言をしただけの国ですか?”
冒頭、衝撃的な映像から始まる。
あぁ、これは、
覚悟をして観ないといけないな…。
そう感覚的に身構えた。
移民制度、難民問題、そしてチェス。
全く詳しくはないけれど、
ファヒム少年の頭の回転のキレ、
屈託の無い笑顔、頭脳、温かい周囲の人々…
そんなに身構えなくても良いように、
ストーリーは楽しく進んでいった。
タイトルから予測してたように、
実話やし、
バッドエンドではない。
奇跡の瞬間を共有でき、
親戚のお子様を見守るような、
そんな温かい気持ちになった。
ただ、ひとつ気になったのは、
ファヒムのように、素晴らしい才能が無い、
一般的なお子様の場合は、
どうなるんやろ…。
たまたまファヒムは周囲の方々や
お友達にも恵まれていたけれど…。
日本は島国やし、
移民問題は身近ではないですが、
こうして作品を通して、
少しでも知ることができ良かったです。