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ファヒム パリが見た奇跡のkalindaのレビュー・感想・評価

ファヒム パリが見た奇跡(2019年製作の映画)
3.8

“フランスは人権の国ですか?
 人権宣言をしただけの国ですか?”
 

冒頭、衝撃的な映像から始まる。
あぁ、これは、
覚悟をして観ないといけないな…。
そう感覚的に身構えた。


移民制度、難民問題、そしてチェス。
全く詳しくはないけれど、
ファヒム少年の頭の回転のキレ、
屈託の無い笑顔、頭脳、温かい周囲の人々…
そんなに身構えなくても良いように、
ストーリーは楽しく進んでいった。 


タイトルから予測してたように、
実話やし、
バッドエンドではない。
奇跡の瞬間を共有でき、
親戚のお子様を見守るような、
そんな温かい気持ちになった。

ただ、ひとつ気になったのは、
ファヒムのように、素晴らしい才能が無い、
一般的なお子様の場合は、
どうなるんやろ…。
たまたまファヒムは周囲の方々や
お友達にも恵まれていたけれど…。


日本は島国やし、
移民問題は身近ではないですが、
こうして作品を通して、
少しでも知ることができ良かったです。
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