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バイバイ、ヴァンプのkahoのレビュー・感想・評価

バイバイ、ヴァンプ(2020年製作の映画)
1.0
本来なら映画アプリにおいてこういう評価の付け方はするものではないのだろうけど、到底許せるものでないので、観ていないけど最低評価だけ付けさせてください。(本当は星なんて1つも付けたくないけど、付けないとスコアとして反映されず、平均評価を下げられないので)

クソつまんない見る価値ないどうでもいい映画は山ほどあれど、それらにいちいちこういうことはしないです。世に出すものとして許しちゃいけないラインってのがあるでしょう。表現の自由とか以前の話。

若手の役者ばかりで仕事を選べる立場になかったんだろうけど、せめてこんなに酷い企画にはNoと言えるだけの判断力を持ってマネジメントしてくれよ...

※2/17 追記
「批判するのは観てからにしろ」と仰る方もいらっしゃいますが...それは普段ならまっすぐ飲み込める正しい指摘に違いありません。また本作を実際に観賞してより明確に問題点をまとめてくださっている方の論理的な姿勢は素晴らしいと思いますし、私自身(1円も彼らにお金を落としたくない・動員の記録を1人も増やしたくない・クソ最低な映画に時間を割きたくないという思いは拭えないけれど)機会があれば自分の目で本編を観て問題を捉えたいとも考えています。
しかし本作については、これほどまでに未観賞段階の批判が寄せられていることが、必ずしも物事をある部分からしか捉えずに判断することの愚かさや危うさを認識していないことの表れではないと思いますよ。その理解がある上での批判も多いと思います。なぜなら本作は、本編での描かれ方や結末によって考慮される余地が無いほどに明白で根本的・致命的な欠陥があるからです。
物語の設定や製作陣の姿勢から得られる、あまりにも杜撰で軽薄な人権意識と描き手としての覚悟と技量の無さは、議論や考慮の余地がないほどに“不適切”のレベルが低すぎるんですよ。だから炎上はしても「賛否両論」とか「議論を呼ぶ」にはならない。
でもこういった議論の余地もない・観る価値がないと自明な映画の問題を「無知のバカがやらかしてんな、話にならない、こんなの誰も観ないだろ」とスルーせずに、不適切なことだと(個々ができる範囲でも、まず)声をあげることが、社会の意識変革には微力ながら確実に必要だと思うし、未観賞段階で批判すべきだと自明であることに加えて、上映館が少ないこと・観賞に精神的苦痛が伴う可能性が高いことを考慮すれば、本作についての未観賞の批判は「未観賞である」という一点のみの理由において軽視されるべきものでないと思います。
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