磯野マグロ

バイバイ、ヴァンプの磯野マグロのレビュー・感想・評価

バイバイ、ヴァンプ(2020年製作の映画)
2.3
【単なるバカ映画】38

これはひどい、という出来を期待して見に行った趣味の悪い客ですが、感想としては「そこまでも行かないや」でした。
愛は自由なんだ、という結論が言いたいばかりに、必然性のない同性愛設定をいれたので、ストーリーがむりやりです。しかも「おれは女の子が好きなんだ」と叫ぶとか「ハッテン場でヴァンプを探すぞ」とか、同性愛に対する考えが無駄にハラスメントまみれで、あまりにも頭悪い。
製作者の気持ちを忖度するとですね、正しいことを言いたい気分はもってるんです。ポーズですけど。でも、差別はダメと言いたいがために、不必要な差別描写があって、結果としてたんに差別的な映画になってる。勝手に無理矢理落としてから、持ち上げてます。落とすなっての。
当事者はもちろん、21世紀を生きてる普通の人であれば、あまりにもデリカシーのない差別的発言にくらくらするし、腹も立つでしょう。でも、バカだから。。。とは言えバカであること、無知であることは有罪です。ギルティ。
そして映画としては、ごく普通の出来のバカ映画でした。主人公京平の妹、かわいかったなあ。
磯野マグロ

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