このレビューはネタバレを含みます
レビュー見る前に鑑賞。
あらすじをみる感じだと、
最近のSNSをテーマにした、
スリラー映画か、と思って
1時間19分の短い作品だし、
軽い気持ちで観てみたら、
ツッコミどころの多い稀に見る酷い作品だった。
すごく長く感じて退屈だった。
オチも最悪。
実話に緩く基づいてるの忘れてたけど、
実際にあった話ならもうちょっと面白くできたんじゃないのこれ。
・俳優としても恋人としても甘ったれ
彼女の論文のために相手がいる人向けのマッチングアプリを使うのは、
百歩譲って飲み込むとしよう。
ただ、アプリに、のめり込んでしまうまでの描写に疑問。
お金持ちのボンボンである主人公が、自分の夢である俳優業を、父親の反対を押し切ってまで叶えたいことのはずなのに、頑張る姿勢とか情熱が伝わらない。
むしろ、こんだけ頑張っているのに上手くいかないとか、挫折してしまった時に、このアプリの女性ユーザーが心の支えになったから、好きになって実際に会いたくなった、という描写があった方が自然な心の動きになったと思う。
主人公がキリストの役をやるにあたって、葛藤しているという設定。
私は高所恐怖症ではないから、どのくらいの高さからが怖く感じるとかがわからないけど、十字架にくくりつけられて、撮影するシーンは、もっと頑張れって思ってしまう。真剣さがなさすぎる。
撮影で主人公が怖い思いした直後に、「怖い?」と女性からメッセージが来ると、「なんでわかったの?」と主人公が返信したが、なんで疑問に思わないの。普通だったら、「何が?」とか主語がないことに突っ込むでしょ。
恋人が妊娠してるのになんだこの男。
疑問に思ったことがことが多すぎて書くのめんどくさくなってきた。
・SNSと宗教の食い合わせが悪い。
これは単純に製作者側の技量の問題かも入れないけど。
・オフィーリアが怪しすぎて、逆に何も気にならない。
結局ストーカーっていうか、やばいキリスト教徒。
・イエス様とネオン合わせるのなにあれ。
・何でもかんでもネオンを取り入れるな。
・ホテルの部屋にヘビがいるんだからもっと驚けよ!!!!!
・ちょいちょい「エドウィン」って日本語のTシャツを着てるのが気になる。(これだけは批判じゃない)
・児童売春と迷惑行為の容疑がかかってたけど、結局なにもなかったってこと?
「そもそも実在するってどういうこと?」
「あなたは実在してる?」
この作品で哲学的なこと言われても全く響かないし、
時間返してくれ。