みんながみんなぶっ飛んでいる話。余命を宣告されてしまった男が、残りの余生で家を建てようとし、愛され不足でグレてしまった息子を更生させていく…。ここまで聞けば非常に感動的な話になりそうだが、隣人を巻き込んだスパイスのきいた話もたくさん盛り込んでおり、逆にそれが新鮮さを生み出している気がする。もちろんそれが大きな感動となり、この作品をより良いものに仕上げている。
ヘイデン・クリステンセンはこの翌年のスターウォーズよりもだいぶいい演技をしている。思春期の複雑な心情を、見事に表現した。
ロケーションがとにかく素晴らしく、海辺の家に住んでみたいなと思わせる作品であった。