KnightsofOdessa

ノロワのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

ノロワ(1976年製作の映画)
3.5
[] 70点

『デュエル』と本作品のニ作品しか続かなかった連作"Scènes de la vie parallèle"の片割れ。弟を殺した海賊ファミリーに復讐する姉の話。いきなり海岸で死んでる弟に覆いかぶさるように泣いて復讐を決意する姉モラグが登場するが、ジェラルディン・チャップリンってこんな怖い目してたっけ?とビビった。と思ったら、次の場面では知らない人がいきなり知らない人を殺してたり(転がり落ちる林檎最高!)、知らないおじさんがいきなり溺れかけてたり、最序盤からトップスピードで進んでいくので気迫に押されて寝てしまった。"復讐相手は何人いるの?"→"13人"で被せ気味に"13人?!"と突っ込んだが、起きたら結構減ってた気がする(最後まで判別できない人が何人かいた)。全身ショッキングピンクの親玉ベルナデット・ラフォン(まだ子供の姪?のプレゼントにリボルバーあげる狂人)がラピュタのドーラにしか見えなくて困った。序盤の謎のロープ演芸、中盤の劇中劇、終盤のエリカ裏切り発覚事件等々、一つのシーンの抽象的なやり取りが『悪魔の季節』っぽかった。『メリー・ゴー・ラウンド』のときも思ったけど、この頃のリヴェットは音響がゴミなんだよね。あと意外と叫ぶのが耳にくる。
KnightsofOdessa

KnightsofOdessa