Newman

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実のNewmanのレビュー・感想・評価

3.5
つまらなかった。今の大学生にはない(と思うのですが)熱情というか熱さを感じたが、それ以上のものではなかったと思う。討論に中味があるとは思えなかった。ただの机上の空論としか感じられなかった。確かに20歳くらいの年齢の人たちはあんな風にしゃべってみたいのかも知れないがそれだけと思いました。三島由紀夫は、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で自衛隊員に決起を呼びかけたのはなぜなのかと思った。自衛隊員が決起することなどあり得ないという時代だったろうに。学生運動華やかな時代で、自衛隊はどう考えても違憲な存在だと思われていた時代だったから。あれだけの頭を持った人間にそれが分からなかったんだなと感じました。神戸女学院大学名誉教授の内田樹さんの「三島は1000人の東大全共闘の学生に対して真摯に討論していた」というような意味の言葉が心に残った。その後、学生運動は急速に衰退していった。
Newman

Newman