Jun426

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実のJun426のレビュー・感想・評価

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言葉が生きていた最後の時代、というフレーズに心が惹かれて観てみた。50年前の日本で、このようなことが起きていたのは知らなかった。多くの若者が真剣に、熱を持って世の中と対峙しているのは今の時代とは異なり、またそれに対する三島の真摯な態度には感銘を受ける。今は、あまりに言葉というもものが軽くなってしまっていると思う。約束を守る、発言には責任を持つとった意識は非常に弱い。言ったもの勝ち、全て白状してしまえという風潮があり、他方では言っても仕方ない、干渉するだけ無駄という態度も蔓延している。生き方を考えさせられる。金の亡者となった日本人。切腹した三島は、今の日本をみて何と言うのだろうか。
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