かつてパウリーナ・フローレスの『恥さらし』という小説を読んだときのこと。1990年代から現代に至るまでのチリを舞台にしたこの短編集に、いわゆるマジックリアリズム的な筆致を期待していたわたしは、この若…
>>続きを読む映画が始まる前に数十秒か1分くらいパトリシオ・グスマンの挨拶映像が入った。プロデューサーのレナート・サッチェス(だと思うけど違ってたらすみません)と二人で。
そこでレナートが「この映画から何某か学ん…
30代でとんでもない熱量の「チリの闘い」を撮り、そのご後祖国に居られず脱出したパトリシオ・グスマン監督。
チリを出てからもチリにこだわったドキュメンタリーを撮り続けている。「光のノスタルジア」しか…
絵がやはりきれい。前作などと比べると風景と政治が独立していて、ちょっと無理矢理感はある。そりゃ山は全部を見てるだろうよ。それにしてもあのカメラマンの陽気さよ。あれほどまでに笑わなければ耐えられない現…
>>続きを読む2019年 フランス🇫🇷チリ🇨🇱
南米ドキュメンタリーの巨匠パトリシオ・グスマン監督作品
『光のノスタルジア』『真珠のボタン』に続く、チリ弾圧の歴史を描いた3部作最終章(公式ホームページより)
…
このでっかいでかっかい山々は、ずーっと人々の救われない痛みや闘いの歴史を見てきたんだよね
本当にこの血が流れた土地の石や山や水が記憶を話せたら…って思う
映画見たあとチリで同性婚が合法化のニュース…
チリ弾圧の歴史を描いたドキュメンタリー3部作の最終章。
本作は
①アンデス山脈の映像
②インタビュー映像
③過去のデモの映像
から構成されているが、①の割合が多過ぎるため、言いたいことが伝わって…
合間に映されるチリの山々が本当に美しく、ピノチェト政権の政策によって辿り着いたチリの「いま」と対比させられていました。新自由主義がもたらしたものについて内省することはいまの日本でも必要な段階にあり、…
>>続きを読む(c) Atacama Productions - ARTE France Cinéma - Sampek Productions - Market Chile / 2019