2019年 フランス🇫🇷チリ🇨🇱
南米ドキュメンタリーの巨匠パトリシオ・グスマン監督作品
『光のノスタルジア』『真珠のボタン』に続く、チリ弾圧の歴史を描いた3部作最終章(公式ホームページより)
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このでっかいでかっかい山々は、ずーっと人々の救われない痛みや闘いの歴史を見てきたんだよね
本当にこの血が流れた土地の石や山や水が記憶を話せたら…って思う
映画見たあとチリで同性婚が合法化のニュース…
チリ弾圧の歴史を描いたドキュメンタリー3部作の最終章。
本作は
①アンデス山脈の映像
②インタビュー映像
③過去のデモの映像
から構成されているが、①の割合が多過ぎるため、言いたいことが伝わって…
合間に映されるチリの山々が本当に美しく、ピノチェト政権の政策によって辿り着いたチリの「いま」と対比させられていました。新自由主義がもたらしたものについて内省することはいまの日本でも必要な段階にあり、…
>>続きを読む現代の証言やアーカイブス映像から語られる情報と、語り手の中での祖国の象徴たるアンデス山脈を語り描き奏でる詩的で叙情的な映画表現が織り重なり、自然や土地、そこで繰り広げられる人々の営み、政治経済、歴史…
>>続きを読む南米ドキュメンタリー映画の巨匠パトリシオ・グスマン監督がチリ弾圧の歴史を描いた3部作、「光のノスタルジア」「真珠のボタン」に続く最新作は、アジェンデ時代の輝かしい歴史が失われ、クーデター後に新自由主…
>>続きを読む変わらないものに憧憬と思慕の念を抱きながらも、人間は変わっていこうとする。
変わらない、偉大な山々の下で変わっていこうとする人々は美しいし、
変わっていく人々を見守るように、変わらず聳える山々も美…
時々挿し込まれるアンデス山脈の映像が壮大すぎて泣きたくなる。このあいだ読んだ小説ととても似ていた。富士山が見える街で生まれ育った主人公にとって当たり前の存在で視界に入ってももはや何も思わないけど、方…
>>続きを読む象徴の闘争から闘争の象徴へ。『チリの闘い』へ還るようであり、闘いは間断なく続けられているのだ、という喚起のようでもある。切実さ軽快さを併せ持つことの難行。彼はひたすらその道を歩む。もう写してしまった…
>>続きを読む(c) Atacama Productions - ARTE France Cinéma - Sampek Productions - Market Chile / 2019