象徴の闘争から闘争の象徴へ。『チリの闘い』へ還るようであり、闘いは間断なく続けられているのだ、という喚起のようでもある。切実さ軽快さを併せ持つことの難行。彼はひたすらその道を歩む。もう写してしまった…
>>続きを読むグスマン監督の来歴やチリについてある程度知っていることが前提。テーマや言いたいことは作中で関係者が語ってくれているが、その流麗でゆったりしたテンポの文体で描かれる物言わぬアンデスの山々や自然が差し挟…
>>続きを読む詩人だなあ
語り口がとても好き
うつくしい、悲惨なことを語っているのに
いや、悲惨なことを語っているからか
1時間半は助かる
でもまどろみはいつもどおり
真珠のボタンが一番好きだったけど
今作も惹か…
アンデス山脈を通じて描かれる祖国チリへの思いが味わい深い。語りの詩的さにホドロフスキーを感じる。チリという国に存在する詩情に興味が出た。
血の通わない新自由主義への警鐘という意味でも広く見られて欲し…
宇宙や海から俯瞰し、地理と歴史を結びつけながら犠牲者たちへの鎮魂歌のような体をなす前二作に対して、今作は子どもの頃から変わらぬ姿で祖国を見守るアンデス山脈に投影された、グスマン自身の強烈な郷愁と二度…
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素晴らしかったです
正直チリの歴史については殆ど
知らなかったのですが、本作を観て
もっと詳しく知りたいと思いました
見渡せば、雄大なるアンデス山脈
そこから本作は始まります
国土の80%…
『光のノスタルジア』は砂漠がテーマだが、今回はアンデスの山々が歴史の証人
人生を回顧し、73年にピノチェトのクーデターが与えた衝撃を映像、写真、独白、インタビューで映像化
チリに留まり、カメラで抵抗…
ピノチェト政権が軍事政権なのは知っていたが、世界で一番早く新自由主義経済を導入した国だとは知らなかった。
チリは東にアンデス山脈、西に太平洋と南北に細長く、平地も少なく日本と自然条件は似ているのか…
贔屓目なのかもしれんけど、良かった。
寝不足で導入時にうとうとしたけど、ふとした瞬間からグッと引き寄せられ、家で思い出して泣いてしまった。
光のノスタルジア同様、
取り上げた一つの主題(アンデス山…
(c) Atacama Productions - ARTE France Cinéma - Sampek Productions - Market Chile / 2019