バルバワ

それいけ!アンパンマン ふわふわフワリ―と雲の国のバルバワのレビュー・感想・評価

4.0
とうとう…とうとう愛娘ことバル子(仮名/2歳)と映画館に足を運ぶ日がきました。

というわけで今回のレビューは《バル子とバルバワの映画日記特別編~初陣!家族で映画館の巻!~》となります。

いやぁ…良い集中力だ。

あらすじは雲の国の女の子フワリーと友情を深めるドキンちゃんのハートフルな話!…的な感じです。

【バル子、映画パワー炸裂】
朝から着替えを嫌がりまくって口を尖らせているバル子に妻が「バル子、アンパンマンを大きなテレビ(スクリーン)で観る?」と言った途端に目がキラキラし始め、着替えを終わらせたバル子。ここから映画をちらつかせるだけでやる気スイッチが入るようになりました。

その後も散歩の時いつも私の両足をホールドしてだっこを求めてくるのに、映画パワーで一度もだっこされることなく歩き抜いたバル子。

【バル子よ、映画は待ってくれないんだぜ】
昼食を平らげたまでは滞りなくことは運んでいたのですが、冷蔵庫にメロンがあるということを把握しているバル子はメロンが食べたいと渋りだしました。しかし、この時点で時計は12:00を回っておりお昼寝と上映開始時間を考えるとメロンをバル子用に一口サイズに切り、バル子が貪るように食べたあと床にボタボタとこぼしたメロン汁の処理をする時間などありはしないのは明白なのです。

結果"メロンを今食べて映画を諦める"か"メロンは夕食後まで我慢し映画を観る"の二択を迫られたバル子は「くぅぅ…アンパンマンッッ!」と目を潤ませながらメロンを後回しにし昼食を終え、布団の上に横になりながら「アンパンマン観るッッ!絶対観るのッッ!」と涙やら鼻水やらでぐしゃぐしゃなった顔を添い寝をしている私の胸に押し付けながらお昼寝に突入しました。

【バル子の伝わらない思い】
その後、寝ぼけ眼のバル子をベビーカーに乗せて電車に乗り、上映開始時間の40分前に映画館に着いた我々一向。必需品の買い出し(商業施設の併設してあるタイプの映画館)のあと、チケットの発券に向かいました。

妻がポップコーンやドリンクを購入している間映画館内を一緒に練り歩き、そろそろ飽きてきたのかグズり始めたバル子に映画のチケットを手渡し「これ(チケット)がないとバル子もママもパパもアンパンマン観れないからなくさないでね」と念押しすると表情が一変し、チケットを握りしめていました。

いざ開場し、もぎり係のおにいさんに一所懸命に「はい!はい、どぞ!」チケットを差し出すバル子。しかし、おにいさんは意に返さず「お通りくださーい」とバル子をスルー。バル子、しょぼん。

まぁそういうこともあるよ、バル子。

あと、係のおにいさん。今から君の時給は昆布二枚だ。

【バル子入場、そして緊張】
私が「こっちだよ」と先導したもののスクリーンの方向を間違えると「もう!パパ、いい加減にしなさいよ!」とプリプリしながら劇場内を歩き入場、座席に辿り着きました。

座席に深く座り、巨大なスクリーンを前にしたバル子。劇場は同世代と思われる子どもたちで賑わっておりました。

MCUと『ゴジラVSコング』の予告が流れると娘そっちのけで夢中になってしまいましたが、娘も「あ、キャップだ…まんがれ(頑張れ)ー」と周りにいる人々を意識してか控えめにキャップを応援していました。

ここで妻が買ってくれたポップコーンにあえて気づかないふりをしていたバル子が「これは?」と言ってきたので2~3個を渡すと美味しかったようでニコニコし始め、声にも張りが戻ってきました。

そして、いよいよアンパンマンがスクリーンに映し出され映画が始まりました。

【ゴッドファーザー・バル子】
映画が始まると「あ、アンパンマン!」と言ったあとは映画に集中。周りのキッズが騒ごうが笑おうが歌おうが集中。

ただ、時折ポップコーンを欲すときはポップコーンの入っている箱をポンポンと手で叩き、ポップコーンを催促してきて、私が手渡し、頭を縦に揺らしながら咀嚼し、飲み込むと再び箱を叩くというループを続けていました。

このとき、私とバル子の関係は娘と父からマフィアのボスと三下に変化していました。

因みに私の感想としては『ゴジラVSコング』を意識したような怪獣バトルは良かったけどフワリーちゃんとドキンちゃんの関係を丁寧に描いた割にはあっさりとした結末だったこととメロンパンナとクリームパンダがいつまでも助けられる側にいやがるのがモヤモヤしました。

感想があっさりしているのは私が寝てしまったからでは決してありませんよ?因みの因みに妻には上映中寝てしまったことを「めっちゃ寝てたねw」と煽られました…アーンパーンチ!!o(`□´)=O

【バル子、映画館を後にする】
映画が終わったあとの第一声が「もう一回っ…」だったバル子。また一緒に映画に行くことを約束して席を立ちました。

バル子にとっては刺激的で楽しい思い出になったようでその後も時折「映画館行きたいなーん」と呟くようになりました。映画を巨大なスクリーンで観たということより普段できないポップコーンとジュースを上映時間いっぱいに自分のペースで飲食できたことが嬉しかったのではないかとリアリストな妻は推察してましたが、私はバル子が映画館の空気の虜になったと信じております。

今度はプリキュアでも行きますか!いつでもパパは三下になるよ!←親バカ丸出し
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