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燕 Yanのメグのネタバレレビュー・内容・結末

燕 Yan(2020年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

カメラマンである今村さんの初監督作品だそうで、画面が本当に綺麗でした。
しかも「光を綺麗に撮っている」というより、「光によってできる影を綺麗に撮っている」印象が強くて、それがまた琴線に触れました。

幼い頃に突然消え、連絡もよこさない台湾人の母と兄。母は既に亡くなり、兄に会いに行くと…。

観ながら、「あぁ、"どっちでもいい"って時に最高の回答になるんだな」とグッときていたら、映画終わりに舞台挨拶映像がついている回で、監督がまさにそのセリフのためにこの映画を撮ったと言っていて、あ、ちゃんと監督のメッセージ受け取れたんだなぁと嬉しくなりました。

だからこそ、その後はちょっと蛇足感があった気がします。
でも好きな作風でした。
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