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燕 Yanのpilotisのレビュー・感想・評価

燕 Yan(2020年製作の映画)
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「新聞記者」撮影監督今村さんの初長編監督作。
国や言葉の違いや遠さから20数年ぶりに兄弟が再開する。この居心地の悪さが上手く描写されていた。映画の主旨や映像は(手ブレ以外)良かった。でも演技が(演出?)テレビっぽい、子供の演技が酷い。燕は如何にも今の日本人によく居るような、打たれ弱そうな、よく言えば透明感のある人。実の兄とも兄の友?(実は恋人?)を通さないと近付けない。ロンさんは雑多な都会、今村さんの撮影と凄く合っていますよね。一青窈さんが出るとなんか安心した。

自分も含め、根暗でもトロくてもいいじゃないと普段は思っているのだけど、映画になると客観的に見えるので「こんなに人を苛つかせてるのか…」と反面教師になるような痛さがあった。燕が動きがモッタリしていて話したいこともシャキッと言わないから話の進みも遅い。戸惑うな!行け!言え!って思った…自分も何処かでそう思われてるんだろうな…

もう映画の手ブレは廃止してほしい…混乱してるの分かった、分かったからさ…途中からイライラして画面見れなかった。
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