コロナ禍前に１、２度劇場で予告篇を見たはずなんだけど、「ちょっと面白そう」という印象以外すっかり忘れた状態で鑑賞。
すると富田望生ちゃんが主演じゃありませんか。もうびっくりするやら嬉しいやら。
この女優さん、ほんっとに綺麗で可愛くって生き生きとしてる。笑った顔を見るだけで、こっちもつられて笑顔になっちゃう。
もう学園ものコメディには、矢本悠馬くんと並んで欠かせない逸材。
でも、まさかこの娘が主演だなんて、と思ってたらそういう仕掛けね。
「あー、そうですか。だったらそれはそれでお手並み拝見しましょう」と思いました。
そう来たのなら、ファレリー兄弟っぽいテーマの良作かもしれない、と思って。
すると……。逃げたね～。そのテーマは結局有耶無耶なのね。
まあ、中盤で主人公の口から本作のラストを暗示（というかもはや明示）する台詞が語られるんだけど、その時点ではそれが自己言及的なエクスキューズと思ってないから、ラストでちょっと舌打ちしてしまいました。
でも、まあいいか。
ちゃんと途中で富田ちゃんの出番を増やしてくれる展開があったし。
ミュージカル・シーンもたくさんあり、おまけのNG集までつけてくれたし。そこは楽しかった。
なんだかもやもやしながらも、富田望生ちゃんを一本の映画でこれだけ長く観られただけで、一応は満足しちゃってるし、今も彼女の表情を思い返してハッピーになってるし。
ねえ、日本のプロダクションの方々。
矢本悠馬くんと富田望生ちゃん主演のラブコメなんか作ってくれません？
だったら恋愛映画嫌いの私でも絶対劇場に足を運ぶから。二度でも三度でも。
いや、何なら出資するから！
