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プライス -戦慄の報酬-のSPNminacoのレビュー・感想・評価

プライス -戦慄の報酬-(2019年製作の映画)
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幼い頃自分を捨てた父親から手紙で呼ばれ、訪ねてみたら何かヘン。出迎えた父は粗暴な男で話は噛み合わず、それだけでも奇妙で不穏な展開だが、更に二転三転して大変なことに。
海辺に建つUFOみたいな一軒家。レジナルドことエルトン・ジョン。レーズンの目。サランラップ攻撃。赤いランプ。虚実は鏡に反転し、父と息子の空白の時間は歪んだ迷宮となる。お互い血塗れになって、ようやく「ただいまダディ」「おかえり息子よ」…そんなことを大真面目にやってるヘンな映画。邦題は意味不明。
とにかく息子演じるイライジャ・ウッド自身が好きそうな映画だなと。そしてイライジャ・ウッドだからこそ、ちょび髭ツーブロックで真顔にアレぶっ刺したままファニーでヘンな味わいの絵になってしまう。マーティン・ドノヴァンも相変わらず如何にもだった。つい笑っちゃうダイアローグとか嫌いじゃない。
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