このレビューはネタバレを含みます
映画館で
原作の絵が怖くて断念してしまったけれど、内容が気になってたので映画なら大丈夫かもと思って見た。
とてもおもしろかった!
配役、岡田将生と志尊淳で本当に大正解。
顔面が良くて表情の演技も良かった。
途中まで伏線を落としまくっててどういうこと?ってなってたけど、最後ちゃんとまとまってた。
三角の怖がる演技と冷川、エリカの自分の能力を使いすぎて、使われすぎてなにも感じないような演技がリアルで冷たい恐怖を感じた。
ホラーの面は、私が苦手なのでどうかな、と思ってたが、白の霊も黒い血もフィクション感があり、そして音楽で脅かすこともなかったためストーリーがホラーの方にブレることがなくてとても見やすかった。
サスペンスの部分、宗教団体の部分はホラーよりも狂気的で血飛沫が凝っていて怖くて、、芸術的だった
主人公目線だから冷川は味方だと思ってたらまさかの正義じゃない!?ってときの冷川の話し方、表情に迫力があった
また、最後の方の冷川の今までとは打って変わったような子供っぽい涙に、本当はこんな姿なんだと思った。
「運命」とかありきたりな言葉が冷川の中では大きな意味を成していて、恥ずかしげに涙する姿はとても胸を打たれた。
信じられること、期待されることがとてつもなく嫌だった頃に自分に向けられた「運命」という言葉を、使わずにはいられないくらい三角に運命を感じた。心を一つにすることは自分の記憶を見られることだと知っていたなら、その運命には自分の今を取り戻してくれるかもしれないという期待も込められていたんじゃないかなと思った。その点でエリカのわざと名前を名乗ってたと同じように助けを求めてたんじゃないかと思った。
なんで助けるのか、の件で、てっきり三角が以前言った「大事な人を大事にする」と言うんじゃないかと予想してたけど、ためてためて「なんでだろう」と言ったら冷川の言葉が大正解すぎて拍手した、、
前者なら予定調和すぎる…と思ってたから、感情を知らない子供のような言葉にグッと胸を打たれた、
三角と冷川は運命で繋がってて、冷川とエリカは宗教で、三角とエリカは共に入られる側の人という繋がりが合わさって三角になるんだと気づいた時にはハッとした。
三角で結ばれることでお互いの過去を克服するものとなったことが、パズルがしっかりハマったようだった。
見つけてくれて、ありがとうのセリフ、いいな〜
宗教の偉い人の問題解決してないのと最後のシーンから終わりではなさそうだけど、これを超えるストーリーができると思えないから綺麗に完結にしてほしい、、
三角と冷川の身長差がとてもよかった、無駄に腐に媚びてないのも良かった、原作の快感、的な話はどこへ行った、滝藤賢一すぎた、エキストラが黒や紫で色で統一されてるところ、重要な人が白い服を着るところ、とてもよかった
ドラマの方がわかりやすいしドキドキしそうだし見やすそうとは思ったけどさすがにぐろくてむりかなーと考えてた