ノラネコの呑んで観るシネマ

劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班のノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

3.5
日本版のドラマ観てないけど、キャラも設定もオリジナルの韓国版とほぼ同じだから問題ない。
2021年の現在で毒物を使ったテロ事件が発生し、坂口健太郎の主人公は2009年の事件との関連を疑い、例の無線機を使って過去の北村一輝と連絡をとる。
前半はまずまず面白かった。
しかし、後半突然別ジャンルの作品になってしまう。
この話は元ネタの「オーロラの彼方へ」と同じく、世界線がなく、過去を変えれば現在も変わる。
だから過去と現在で連携して、事件を解決してゆく頭脳戦が面白い。
ところが、中盤からいきなり「ダイハード」になっちゃうんだな。
しかも真犯人の動機と行動にギャップがありすぎて、かなり無理がある。
主人公も、アンタこんなキャラじゃなかったじゃん。
日本オリジナルの話だし、映画だから大作感出したかったんだろうが、過去パートが置き去りにされてしまう展開は、最後までコレじゃない感が拭えなかった。