タナカリエ

モールスのタナカリエのレビュー・感想・評価

モールス(2010年製作の映画)
3.5
アマプラ配信がもうすぐ終わるとのことで
&ネタバレレビューばかりなのでたまにはネタバレなしでのレビューを……笑


こんなに血が滴る図が似合う少女がいるのだろうか……
流石クロエちゃんである……
ってみんな絶対思ったよね?!ね?!


話を戻しまして。(笑)
スウェーデンの小説「Morse」(モールス)が原作の本映画。
こちらは英語版、日本語版(ハヤカワ文庫さんだった気がする)どちらも読みました。

そして、この『モールス』の前に、スウェーデンで映画化されてます。
『ぼくとエリ 200歳の少女』(配信すくねぇ……配信されたらすぐ見ます)こちらがいわゆるオリジナル版。
そして今回、クロエちゃんが出ている『モールス』はそれらを踏まえた上でアレンジを効かせたハリウッド版、という立ち位置になります。



ハリウッド版での原題は「Let me in」
日本だと小説の原題のまま、「モールス」として公開されました


洋画を日本で放映する際あるある『題名のセンス無さすぎて炎上する案件』があると思うのですがw
例にも漏れず燃え盛るレビュー、ちょっと見ただけでもいくつか拝見しました。

ただ今回の場合は原作小説がそもそも『Morse』なので、そちらにあやかったと言えばまあ確かに……
「中に入れてよ」なんて洋画は流行らないだろうし……


しかし実はこのアメリカ版、
原作(もといスウェーデン版映画)とかなりシナリオが変わっているんです
そして今回、主題であるモールス、つまりモールス信号はまじで取って付けたレベルにしか使われていないwww
ということで『モールス』という邦題に疑問符が浮かぶ映画好きさんが多いのも頷ける。

というかシナリオが変わってるどころか
主人公かわりすぎじゃないかしらっ?!?!
ロミジュリなんて持ってて授業の暇なときとか読んでるという設定なんて原作でしたら有り得ません(笑)

ただオリジナル版が存在する映画をハリウッドがリメイクすることは多々あるけど
こちらはオリジナル版を遥か上回ってハリウッド版が人気!との事だけど
やっぱりオリジナル、みてみたいなぁ