グッド・ワイフの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

上映館(9館)

グッド・ワイフ2018年製作の映画)

Las niñas bien/The Good Girls

上映日:2020年07月10日

製作国:

上映時間:100分

あらすじ

「グッド・ワイフ」に投稿された感想・評価

YUKI

YUKIの感想・評価

3.3
メキシコの上流階級って全員スペイン人なん?レベルに奥様集団の中にはひとりもザ・メキシコ人的な人おらんかった。子供にメキシコ人と遊ぶなって言ってたしそうなんかな。

メキシコシティでルイスバラガンの建築物見に行ったときにあったような高級住宅そのんまやった。
女同士のマウンティング怖すぎやし、カードとまったり小切手不渡りなったりしていくのはこっちまで胃がキリキリしたわ。

このレビューはネタバレを含みます

映画の最初の誕生日パーティーがソフィアのピーク。

そこからどんどんじわじわと落ちていく様が哀れで、でも誇りは捨ててないように感じた。

映画の所々で鳴るクラップ音がよかった。状況はどんどん悪くなっていくのに、あんまり暗くはならないというか。
 
ソフィアが落とした壁の蛾がバラバラになって床に落ちていったように、ソフィアの完璧な人生も崩れていってしまったんやな〜。

最後にはあんなに見下してたアナパウラと立場逆転。ちょっとスカッとした。
あ

あの感想・評価

3.0
配給 ミモザフィルムズ

(最初少し寝ました すみません)

女の人って集団になると本当に何を思っているか・何を考えているのかがわからなくて恐ろしい 女だからというわけではなくその人の人間性かもしれないけど 同性を敵視する部分が少なからずあるのだろうなと思っていて
表面上の付き合いだけで 口に出して言うことのいくつかは本心ではなく 裏では当事者のいないところで悪口や噂話をしたり そういう女の集団の汚い部分が本当に無理(集団行動がすきではない理由はそういう点もある
(男ばかりだとどういうかんじになるのかな?

あんなハイソサエティまでは流石にないけれど
どこへ行った 何を買った 彼氏いる・いない 結婚している・いない 子供いる・いない でマウントとろうとする女をいままで散々見てきたので ああこういう奴いるよな〜〜ゲロ〜〜となりながら観ていた

冒頭でMAX美しくて綺麗な姿を見せておき 白と真逆の真っ黒ないかにも不穏!な蝶を挟み込むセンスよ!
白の服(純白に見える=形だけだけど)を360度鏡で見せるも それは全て鏡の姿なので 彼女の生活の今後を暗示しているようにも見えた
蝶を取るのに脱ぎ捨てられた黒のグッチのパンプス これだけは死守と言わんばかりにいつも持っている黒のシャネルのチェーンバッグ 彼女の様子を表すような小物使いもわかりやすくて良かった
テニスのときにみんながFILAの服を着ていたのも没個性で面白い
あんなに着飾っているのに カスカスになったクリームを必死で使っている様は無理をしている様子がとてもわかって痛い

80sなので肩パッドがキーとなるのが面白くて 赤のドレスにプラスでつけていた肩パッドは 別の服で落ちていくときには自ら外して捨てていく
彼女のステータスの象徴のようになっていたのが印象的
赤って着ると強くいられるような気もするので 彼女が必死に自分を保つ色として赤を選んだのは最高だった

カードが使えないと断られるシーンで 白のドレスに白の帽子 目元だけが真っ黒なのが必死に着飾っていても落ちていく様子を表しているようで良い

マウント云々よりも落ちていく様子や女の醜いところを描いていく様が面白かった
葬儀で心配しているフリをしつつも どこで帰るのか相談している姿は恐ろしい
とりあえず形だけで来ているのがもう、、(もうそんなんだったら行くなよと言いたい)
友達と会話していて怒りで震えるのとかすごくリアル

構図がどれもかっこよくて 色の使い方もとても考えられて作られていた
含みのあるラストも良いと思う

ただ全体的にゆったりとしたテンポ感なのがしんどかった
メキシコの人も苦労している部分があるんだな

お金を一度持つとその生活に慣れてしまって落としていくのが大変なんだろうなと恐ろしい光景を見せられた作品だった
『グッド・ワイフ』(原題:Las niñas bien/洋題:The Good Girls)
現在劇場にて公開中。
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人々は絶えず社会的・経済的地位を手に入れるために這い上がろうとする。
それは今も今変わらない。
ただそれと同時に、欲望にキリがない事を知る現代の僕たちは「あるものだけで十分ではないか」と時に考えたりする。
この相反する感情に一喜一憂する僕たちは、彼女たちから見れば滑稽で、負け犬としか見なされない。
けど、僕たちは彼女たちこそ何もないことを知っている。
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“良い子=Good Girl”でいること。
そして、“良い妻であること=グッド・ワイフ”でいること。
それが上流階級の女性が女性に求めること。
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皮肉なことにそれが“女性の未来(女性の社会進出)”を、“自分自身の可能性”を潰している事に本人は気付いていない。
日本でもこれは変わらない。
この映画は、そんな上流階級の女性の見栄やプライドのマウンティングを鮮やかに皮肉っている。
まさにこれは女性監督だからこそ、同性(女性)の嫌な面を容赦なく僕たちに魅せつけている。
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是非劇場でチェックしてみてください。
すー

すーの感想・評価

4.0
高級セレブ妻によりマウント合戦!の映画ではあるが、80年代のメキシコにおける責務危機を背景にセレブらの闘争と転落を描いた上質なドラマであった。まるでお姫様気取りの誕生日パーティーから始まり、徐々に転落していく様の描き方が素晴らしい。ラストのカットも秀逸で。最高でした。
tower1209

tower1209の感想・評価

3.2
生活レベルって一回上げちゃうと下げられないもんなんでしょうか。哀れな末路。レジリエンスの話のような気がしました。
まず同名の日本でもリメイクされた、リーガルドラマ『グッド・ワイフ』とは、全くの別ものである。

貧乏からお金持ちになる映画やドラマも多いが、逆視点となるお金持ちから貧乏になるというパターンも存在している。

この手の描き方として多いのは、ドラマシリーズである。『The O.C.』というミーシャ・バートン主演のドラマがあるが、この中で描かれるのは、富裕層たちの家族や生活事情である。その中で夫が事業で不祥事を起こし、贅沢な暮らしができなくなってしまうという危機感が描かれていた。

『デスパレートな妻たち』の中でもエヴァ・ロンゴリア演じる元スーパーモデルのガブリエラなんかが、同じような体験をしていた。

貧乏からお金持ちになるのは、精神的には簡単かもしれないが、逆パターンの場合は精神的にかなりきついものがある。

成り上がりではない場合、長年…親やその親の世代から続く富裕層の家系であるなら特にそうだ。それまでの概念が打ち砕かれてしまい、それに自分で納得させるには時間がかかる。

設定として、主人公ソフィアは富裕層の奥様方の中ではリーダー格のような存在で、新入りには厳しいが実は無知で世間には疎い。お嬢様として育ってきたから自分をステータスの高い人物にみせることばかりで、セレブのゴシップは気になっても、社会問題など気になっていない。

夫の様子がおかしい…ラジコンで遊んでるし、車をぶつけたりしてヤケになっているし、昼まで寝ているし、酒浸りになっているが、夫が大丈夫だと言っているから、それを信じている。

信じているというよりは、ソフィアは他人事のような感覚でいると言ったほうが正しいのかもしれない。

なんだか大変みたいだけど、夫が大丈夫って言っているから、今だけでしょ…みたいな感覚で相変わらずショッピングはするし、会員制のテニスにも通っている。

しかし、そんなソフィアもクレジットカードが拒否されたり、小切手も不渡りになったり、家政婦の給料が支払えてないことで部屋の掃除がされていなかったりすることで、確実に…資金難に陥っていることが身の回りから迫ってくる。

今まであたりまえであった日常が静かに崩れていく様子をひしひしと描いていて、ゾッとする。

ソフィアの夫が資金難に陥った背景には、1982年にメキシコを襲った経済危機があるのだが、その事情があまり描かれておらず、何が世間で起こっているのかがわかり辛いため、社会風刺としては弱い部分があるし、映画評でもそこを指摘している人が多いのだが、そうなっている理由は、ソフィアの視点で物語が展開されているからである。

世間には疎いソフィアだからこそ、メキシコの経済危機だろうが、大統領が何か言ってようが関心がなく、ただ気になっているのは、自分の生活が保たれるかどうかということ。

成り上がりで、一般人のような崩れた言葉使いをしているアナをバカにしてきたが、自分の経済的転落と反比例するように、存在感を増してくることにも耐えられず、無理に張り合おうと奮闘する様子はコメディ的でもある。

80年代のステータス合戦の象徴的アイテムとして、肩パットがたびたび映るが、ソフィアが肩パットを捨てて、前に進もうとする姿は清々しさもあるが、それと同時にアナの夫であるベトと怪しげな視線を交わすという、シニカルで昼メロのような余韻を残す。

ソフィアがプールの水で体を洗い、意地でもパーティに参加しようとするシーンがあるが、それ以上に自分の世界を守るためなら、何でもする女性であるなら… 続編はないと思うが、あるとすれば次はドロドロ不倫劇に違いない。
所沢

所沢の感想・評価

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ドレスやネイルや髪型や家やインテリア、映像の全てがキラキラと美しいのにどこか張りぼて感を伴っている。

時代背景の知識はほとんどなかったが富裕層が必衰していく様子もマウンティングもドロドロではなくスタイリッシュに描かれていた。

テニス場での会話のシーンでゆっくり回りながら全員を映していくカメラワークがゆったり優雅なのにどこか下品に舐めるように品定めする様な動き方で映画の雰囲気を象徴してるように感じた。

ここぞというタイミングでゴングのように小気味良く鳴るクラップ音はやはりドロドロしそうなシーンをおしゃれに色付けしていて良かった。

(ニューヨーク最高の訳あり物件みたいなクラップ音だった)

赤いドレス着て一生懸命手で持ってたあのプレゼント?透明シュリンクをドライヤでピッタリ当ててるようなものは何だったのだろう??

あとラストシーンも、ソフィアと旦那さんの表情の対比をどう受け止めていいのかわからなかった。

観終わってから映画館に置いてあったこの映画のチラシを持ち帰った。
こういう映画、雨宮まみさんなら絶対最高のコメントを書いてくれるのに、チラシに載るはずだったのに、と思ったら少し落ち込んでしまった。
oldarcher

oldarcherの感想・評価

3.3
メキシコの金持ち主婦が経済危機による夫の会社破綻から段々と落ちていくさまを描いている。1982年と言う時代からフリオイグレシアスやフィラのテニスウェアなど我々世代には懐かしいものが出てくる。主人公が落ちていく中でもあきらめない強さやしたたかさが感じられ、女性の怖さを思い知った。
歴史を知らないので皆さんのレビューを読んでから行けば良かったと後悔。
アメリカドラマのセレブよりジミなので現実味がありました。主人公のソフィアは知らない?うちにジワジワと静かに凋落していく会社と家。
ラストは良家出身の夫とは対象的に、小馬鹿にしていた成り上がり達と同じ上品ではない行動に出るソフィア。
エンドロール後のおまけ映像はありません。