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パピチャ 未来へのランウェイのmiuraのレビュー・感想・評価

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アルジェリア内戦下にあっても自分の意思を貫き宗教、性差別など様々な問題と闘い続けた女性の話

メッセージ性も強くセンセーショナルな題材


ただ、あくまでひとつの映画として見た時

ストーリーのつなぎ方に粗が目立つ

主人公の行動と結果が基本的に自業自得であり非常に醒める

イスラム原理主義側の心理描写(何故そちら側なのか)がほぼ皆無(主人公と相対する思想としてのギミックと化している)
→お互いの正義がぶつかるというよりただただ悪として描かれている

また、抑圧された中でもルールを守っている人がいる

そうした視点からみるとどうしても主人公の「ルールを無視した美談」と感じてしまう
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