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パピチャ 未来へのランウェイのhokutoのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

2021年162本目 6月17本目
パピチャ 未来へのランウェイ[4.4]
Papicha(2019)/109分/U-NEXT/字幕
監督:ムニア・メドゥール
配給:クロックワークス

【感想】
1990年代のアルジェリアで、ファッションデザイナーを夢見る少女たちが、女性は家にいてヒジャブを着ろと強要するイスラム原理主義の弾圧に抵抗しながらも、ファッショーを開催すべく奮闘する話。
キラキラした話かと思いきやかなり重めのお話。
1990年の話とはいえ、一般的な思想がナチュラルに男尊女卑で、ジャーナリストの姉が銃殺されたり、自分も襲われかけたり、主人公が追い詰められて行くのが観てて辛い。
ラストシーンなんて悲惨すぎて観てられん。
先進的な考えの人ほど国外に出ていっちゃうのね。

【ストーリー】
1990年代のアルジェリア内戦(暗黒の10年)を背景に、ファッションデザイナーを志す少女の視点を通して、イスラム原理主義による女性弾圧の実態を描いた人間ドラマ。アルジェリアで17歳まで過ごし、これが長編映画監督デビュー作となるムニア・メドゥールが、自身の経験から生み出した。2019年・第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門で上映されて称賛を集めるも、本国アルジェリアでは当局によって上映禁止となった。90年代、アルジェリア。ファッションデザイナーを夢みる大学生のネジャマは、ナイトクラブで自作のドレスを販売していたが、イスラム原理主義の台頭により、首都アルジェでは女性にヒジャブの着用を強要するポスターがいたるところに貼りだされていた。そんな現実に抗うネジュマは、ある悲劇的な出来事をきっかけに、自分たちの自由と未来をつかみ取るため、命がけともいえるファッションショーの開催を決意する。
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