みんたろ

パピチャ 未来へのランウェイのみんたろのレビュー・感想・評価

3.8
うぅ。つらかった。
誰がハッピーエンドだと言った?と後ろから刺されたような映画だった。
若い女性がデザイナーを目指す物語でこんな残酷な作品ある?

原題はPapicha。未来へのランウェイとかいらん邦題付けてるから騙されたわ。
パピチャはアルジェリアのスラングで、愉快で魅力的で常識にとらわれない自由な女性という意味だそうです。良いね。

1991年に始まったアルジェリア内戦時代。
全然昔の話じゃないのに、実際はどんな感じなのか全然知らなかった。
この作品を観て、その時代に女性たちがどう過ごしてたかを知ることは絶対に大事なことだと思った。
残酷なほどのリアルがあった。

アルジェリアの話なのに、アルジェリアでは公開されていない。
地獄が繰り返される前に公開されるべきだと思う。
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