さくらんぼ

パピチャ 未来へのランウェイのさくらんぼのレビュー・感想・評価

4.0
1990年代のアルジェリアの首都アルジェ。イスラム教徒が多いこの国ではイスラム原理主義勢力によるテロが後を絶たず、女性は頭や身体を覆うムスリムの正装・ヒジャブの着用を強制され、身に付けてないと襲われてしまう危険があった。

そんな中将来ファッションデザイナーになることを夢見る女子大学生のネジュマ。
寮を抜け出し、ナイトクラブのトイレで作った服を売っていた。

彼女にとってファッションショーをすることが今の夢。
いろんな制約を乗り越えて布を縫わないでヒダをつけて結ぶだけで服ができることに気づきそれでショーをしようとします。
そこにはさまざまな困難が。

いろんなことが起きるけど、どうしてそんなことが起きるのか理解できず、
観終わって調べて驚愕します。
日本人にとっては想像できないものばかり。

監督は実際17歳までアルジェリアにいて、
ネジュマと同じような寮に住んでいたそうです。実際に性欲抑制の為に臭化カリウム入り食事を取らされていたというから驚きしかないです。

今私たちが思う普通のことを実現させるために時代に立ち向かっていた。

『私はこの国に満足している。
ただ闘わないといけないことがあるだけ。』という言葉が印象的。

命がけのランウェイ

アルジェリアではいまだ本作は公開できていない。