tottsun

グランド・ジャーニーのtottsunのレビュー・感想・評価

グランド・ジャーニー(2019年製作の映画)
4.1
私が最近見た映画596
「グランド・ジャーニー」
フランスのカマルグで雁の研究に取り組んでいる型破りな気象学者のクリスチャンは、渡り鳥に危険のない飛行ルートを教えるため、超軽量飛行機を使用するという無謀なプロジェクトに熱中していた。一方、多感な時期を迎えた息子のトマにとって、変人の父親と田舎でバカンスを過ごすのは堪え難いことだった。
本当は映画館で鑑賞したかったけど、普段利用してる劇場以外での上映だったためスケジュールの折り合いが付かず諦めてしまった作品。
それがFilmarksにて隠れた名作特集としてUPされていたので鑑賞。
予告でも思ったけど、実話を元にしてるという点だけじゃなく、映像の素晴らしさに脱帽。
監督が自ら飛行して並走して撮影したという映像。その工夫や努力ゆえに自分の目の前を飛んでるように見えるほどの距離を飛行するガンの群れを堪能できる。
本物の鳥だから喋ることは無いけれど、この親子との信頼のようなものを映像から感じることができる。
それが美しい自然の景色と共に描かれているのだ。
卵から孵ったばかりのヒナたちはふわふわ、モコモコで愛おしい。
そんな生き物が人間を本当の親だと思って後を追うように追いかける姿は本当に可愛らしい。
そんな姿をたくさん描いてるから成長した姿により愛着を感じる。
最初はゲームばかりで文句を言い続けていたトマスも次第に感化されていく様が思春期ながらも垣間見えてこっちまで嬉しくなる。
そんな彼が大人たちに負けることなく成し遂げようとする様は感動的だし感情が高まる。
つい無理だと決めつけてしまう私とはそこが違うんだな。
そんな風に前向きにさせてもらいながら絶滅危惧種の保護という大きな問題も提示して考える機会を与えてくれる。
ヨーロッパだけでもこの30年で4億羽以上が姿を消してしまっているとのこと。
当たり前に存在しているわけでは無い世界や生き物を慈しみ行動するべきなんだな。
私的には☆☆☆☆.1かな。