『実話に基づく物語』
絶滅が危惧される雁(ガン:渡り鳥)にノルウェーからフランスまでの安全な飛行ルートを教えて絶滅から救おうという父子の挑戦の物語。
雁は生まれて初めて見たものを親と思い行動を共にする習性があります。卵から孵化させ、習性を利用して研究した安全な飛行ルートを一緒に渡り覚えさせることができれば、空港・ハンター・電線など命を脅かす危険を避けることができ絶滅を防げると考えました。
離婚して離れて暮らす父の元に夏の間だけ行くことになった14歳の男の子トマ(ルイ・バスケス)。でもそこはWi-Fiがないため大好きなゲームができません😓何もすることがないから帰りたがっていた頃、父が温めていた卵が孵化し、熱く語る父の野望に興味が沸いてきて、雛たちへの愛情も芽生えていきます。
トマは都会っ子で色白イケメンでオシャレ🇫🇷髪もワックス でバッチリ決めています。泥臭いことには全く興味がなさそうだったのに、親鳥を真似た茶色い布をまとい、『アカカカカカ』と声も真似ながら雁を引き連れて歩き、雁との絆を深めます🦆
鳥は苦手ですが💦トマを親と思いヒョコヒョコついていく姿が可愛くて可愛くて。初めて水の中までついてきてトマと水と戯れる姿は癒しでしかなかったです。
この計画の許可が降りず頓挫しそうになったけど、ひょんなことからトマの大冒険が始まります。飛行機と聞き、小型の飛行機を思い浮かべたけど、鳥人間コンテストに出てきそうな手作りの超小型飛行機。体剥き出しで一人で椅子に座って操縦します😅こんなんでノルウェー🇳🇴→フランス？と驚きました。実話なのがすごいです。何度も本当に実話かな？と思う場面がありました。CGをほとんど使ってないと聞き驚きました。
飛行機に健気に必死に？ついていく鳥たち。ひたむきに前に進もうとするトマ。いつのまにか大空を飛んでいる姿に夢中になり空を一緒に飛んでいる気分になって幸福感に包まれました。鳥になった気分。
コロナが終わったらどこを旅行するかばかり考えている私に旅行気分を存分に味わわせてくれました❗️
映画館で観たらきっともっと空を飛んでる気分になれるかもしれません。
