このレビューはネタバレを含みます
雁の研究をしている風変わりな気象学者クリスチャンは、北極圏から絶滅危惧種の雁に安全な"渡り"のルートを教えるため超軽量飛行機で一緒に飛ぶという誰もが呆れるプロジェクトに夢中。
一方、離れて暮らす思春期の息子トマはオンラインゲームに夢中。
ひょんなことから父親の無謀プロジェクトに協力することになったトマは、クリスチャンや渡り鳥たちと一緒に冒険の旅をスタートさせるのだがー
ゲームにしか興味ない今どきの思春期息子が、自然や鳥たちと触れ合いイキイキとしていく様は観ててほっこり。
かなり変わり者の父親だけど、愛情深くて素敵。
カリガネの雛たちの可愛さったらもう。目の当たりにするとメロメロになりそう。
雛たちの中に一羽だけ手違いで混ざった別種(カオジロガン)のアッカもめちゃくちゃ可愛いかった。
美しく壮大な自然と風を感じられる実話ベースの映画。
こういう作品に出会うと生きてて良かったと心から思える。
公開されたら映画館の大きなスクリーンでまた観たいと思う。
ーヨーロッパでは30年で4億2千万羽の鳥が消えアスファルトの面積は増え続けている
自然と生きる民族はこう教える
"地球は我々のものではない 子孫からの借り物だ"ー
エンドロールもお見逃しなく！
