信仰心が強ければ強いほど、欲求との狭間で悩むことになるのかもしれないと思った。
真面目に神の教えを説く神父様だってえっちな動画を観ているし、敬虔なカトリックの先輩だって木陰であんなことをしてたりする。
信仰心と性への興味の向き合い方は、聖書のどこにも載ってないし、神様も教えてくれない。
教えに背いたら地獄に堕ちるかも。
そんなことを真剣に考えるアリスの悩みも、信仰を捨てたバーの店長の一言であっさり解決したりする。
結局、何が救いになるかは人それぞれだし、信仰しか救いを知らないアリスにとっては、外の世界に目を向けることも大切だったのだと思う。
えっちな内容と言うより、伝統的な教えから、多様性の大切さに気づいたアリスの世界がちょっと広がるお話だった。