1970年代の南アフリカでアパルトヘイトに反対して投獄された、
白人青年ティム・ジェンキンの衝撃の自伝『脱獄』を、
ダニエル・ラドクリフ主演で映画化した実録サスペンス。
ハリーポッターが脱獄犯になる。
本作は政治色はあまり描かれておらず、
脱獄を重視しているので、
アパルトヘイトの知識がなくても楽しめる。
冒頭から早い段階で牢獄に入り、
そこから脱獄中心で描かれている。
基本的に牢獄は脱出不可能とされてるが、
あの手この手で脱獄されている。
ラドクリフの脱獄の手段は、
トンネルや穴を掘るのではなく、
“木製の鍵”を作りドアか脱出する。
脱獄映画ならではの終始ドキドキ感が楽しめる作品。
時代が1970年代で、
ドアは古い鉄格子ばかりなんで、
鍵も単純な作りだったのだと思います。
看守がぶら下げていた鍵を観察し、
設計図を書いて、
端材を使い、
看守にバレないように作成していく。
何度もバレそうになるが、
鍵の部分を写真を立てるための物と言って、
かなり無理があったが奇跡的に逃れる。
木製の鍵が回している最中に折れないかどうかが、
一番緊張する。
最後のドアは鍵は全く関係くぶち壊していた。
エンドロールで本人(ティム・ジェンキン)の写真が映し出されるが、
ダニエル・ラドクリフよりは、
若きウッディ・アレンか、
若きジェームズ・ウッズに似ていると思う。