もりいゆうた

マリグナント 狂暴な悪夢のもりいゆうたのレビュー・感想・評価

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)
4.5
久しぶりにぶったまげた!!!ホラー映画の歴史が塗り変わる瞬間に立ち合えた、そんな感覚。かつて40年前、観客が初めてリドリー・スコット監督の『エイリアン』を見たときのような衝撃。2021年、No.1ホラー映画ついに現る!

もうね、いい映画はエンドロールが流れているまだ館内が真っ暗なときで、すでにざわざわしてる。話さずにはいられないから。『見えない目撃者』を見たときもそうだった。

僕も話したくてうずうずしてて。まぁ一人なんですぐにフィルマークス開いてこれを書いているんだけども。お客さんの高まった「生の声」に耳をそばだてながらね。


正直、『アンテベラム』と迷ってたんです。迷ってたというかほんとはこっちを見たくて。だって『ゲットアウト』『アス』のプロデューサーが放つパラドックススリラーじゃないですか。監督はジョーダン・ピール監督ではないものの、もう見るしかないやん。

上映スケジュールの関係で見れなくて良かった。『マリグナント 狂暴な悪夢』一択でしたわ。

ジェームズ・ワン監督本当にお見事でした。正直、詳しくは見てほしいんで言えませんが、これは賛否あると思います。でも僕は大大大好きです。

いや、僕の周囲に座っていた人達も全員絶賛でした。

後ろのカップル(女)は
「これ一人で見てたら死んでたよ……でももう一度見たい!!」

隣の男子大学生は
「なんかすっきりした!元気でたわ!!」

ホラー映画見てすっきりして元気になるなんてあります!?


それぐらいぶっ飛んでて素晴らしいんです。今までさんざんホラー映画を見てきたけど、こんなホラー体験は初めてでした。練られたストーリーは去ることながら、とにかく映像と音楽がかっこいい。

ちょうど最近、アクション映画の最高傑作である『ワイルドスピード スカイミッション』の特典映像を見てて、はぁーーーージェームズ・ワン監督はこんな風に撮影してるのかーーーーと、この特典映像を子どもの頃に見てたら間違いなく映画監督目指してただろうな、と思ったところで。今まで1000本近く映画を見てきたけど、そんなことを思ったのはこのときが初めてだった。それぐらいすごくて。

そんな『ワイスピ』で培ったアクション撮影技術に、『SAW』や『死霊館』などでの積み重ねられた恐怖心を煽るスキルとが完全にマッチして、まったく新しいホラー映画を超えたホラー映画ができあがったのだと思います。

ジェームズ・ワン監督の集大成、確かにお見受けしました。監督、一生付いていきます。極上のホラー体験をありがとうございました。