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マリグナント 狂暴な悪夢のShoのネタバレレビュー・内容・結末

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ある日から、正体不明の殺人鬼による犯行を目撃する悪夢をみるようになる。しかし、それは現実で起こっており、殺人鬼の正体を暴こうとするが…

序盤の殺人鬼の登場の仕方が、邦画ホラーのような演出で久々にスリルを感じた。鑑賞しながら、殺人鬼の正体を考えていたけど

エイリアン?→幽霊?→双子?→空想の友達?→ブギーマン?→??

という風に予想しても、どれもピンとこなくて、正体が暴かれたときには、ぶっ飛んでて素直に驚いた。そこから物語が加速し、終盤の殺人鬼の登場からのアクションが始まったときには開いた口が塞がらなかったし、シンプルに格好よかった。あと、正体を知ってから改めて、鏡の前で電話するシーンを思い返すと鳥肌が立った。

殺人鬼の怪力については、正体も相まって火事場の馬鹿力のようなものと捉えると納得。殺人鬼の出生の秘密を考えると、確かに性格は狂暴だが、どこか哀れみを感じた。特に実母との再会では、憎悪を剥き出しにしながらも悲しい表情をしているように思えた。

様々なジャンルを凝縮したホラーという感じで、終始楽しんで観賞できた。
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