Filmarksオンライン試写会 ありがとうございます ミナリというのは韓国語でせりの事だそうです このタイトル秀逸だわ
韓国移民であるイ家族は父親であるジェイコブのほぼ独断でアーカンソーの農地に成功を夢みて引越してくる ひよこの鑑別をして妻のモニカと夫婦で必死に働き貯めたお金を注ぎ込んだその希望の土地は何もかも苦難だらけでケンカが耐えない その様子を心配そうに見つめる子供達デヴィットとアン デヴィットは心臓の病を抱えているが二人ともとても伸び伸びとした素直で良い子達だ 全く先の見えない中 そこにモニカの母親も呼び寄せる事になり一緒に住む事になるのだが・・
ジェイコブの気持ちも分かるしモニカの気持ちも分かる・・だから喧嘩のシーンはとても苦しい 二人の気持ちは平行線 でも心の奥には愛があるのが分かる
ジェイコブ役のスティーヴン・ユァンさん流石演技が上手いですよね!T W Dの時から比べると時を経て落ち着いた雰囲気になって父親役も似合う歳になったんだなぁと感無量
そして今作品の影の主役!おばあちゃん!
恐らくこの花札好きのおばあちゃんが何か大変な事をやってしまうのでは・・?と観ていて心配になる訳ですが この作品を観る前の気持ちと観終わった後の気持ちは180度違って!ほんと!おばあちゃん凄いよ!あなたは・・!となる事間違いない
すべてのターニングポイントはこの破天荒なおばあちゃんがかかわっていると言って過言ではない
孫のデビットに最初は嫌われていたおばあちゃん二人の時間が経つにつれての心の交流も感動 オシッコ事件も微笑ましい しかし最後にはなんと・・・!!デビットがある行動をするのですが 涙が止まらないわ
せりという食材を調べるとどうやら湿地のような所に育つようで このような食材は当時アメリカでは手に入りづらいものだったのではないでしょうか・・それに加えて韓国料理でも良く使われるようですし
観た後にせりという食材をググってしまいたくなるような 終わり方なんです!本当に!
大きな事件も起きますがその事件があったからこそ・・家族の絆が深まるかそうでないのか試されるのですね
個人的にはポールおじさんがとても良い人でほのぼのしたしたし この作品悪党みたいな人間は出てこない代わりに 自然現象や現実的な金銭問題がとても恐ろしかった
エンドロールの
すべてのおばあちゃん達に捧ぐ
本当にこれにつきると思います
おばあちゃんすげえ!!