バムセ

ミナリのバムセのネタバレレビュー・内容・結末

ミナリ(2020年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

賞レースに名前があがっている話題作。アメリカへ移民した韓国人一家のお話ということで、昨年末に鑑賞した「フェアウェル」にも通じるテイストの作品でした。

1980年代、家族を連れてアーカンソー州の荒れた土地を購入して、農業で生計を夢見る韓国系移民ジェイコブ。娘と心臓病を患う息子も連れての新生活に不安を抱える妻モニカ、そこに祖国から妻の母スンジャも加わってさぁ大変!

アメリカンドリームを夢見るのは良いのですが、母ちゃんに相談しないと駄目でしょ、父ちゃん!お陰で喧嘩ばかりで、息子のおねしょ治らないし😓
子役を含めて役者さん達の演技が自然体で良かったです。特におばあちゃんの食事の準備は苦手で、プロレス観戦に花札好きの破天荒振りが最高👏🏻
ラストが「マンチェスター・バイ・ザ・シー」を思い出してハラハラしましたが、
タイトル「ミナリ」(セリ)の様に、逞しく新天地で生きていきそうな一家の希望が良かったです。

「見えるものより隠れているものが恐ろしい」っていうおばあちゃんの言葉、世の中の真意をついていますね。
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